カードローンは、おもに銀行、消費者金融系、信販系と3つがあります。初心者が3つから選べと言われたら、まず銀行のカードローンを調べる方がほとんどではないでしょうか。金利が低く取り立てなどが無いイメージもあります。実は今では銀行とその他のカードローンで、大きな差はほとんど無いといっていいのが実情です。その上で、銀行カードローンのメリット=ウリを知って、迷ってるときの参考にしてください。
1.金利が低い
銀行カードローンは、なんといっても金利の低さが魅力です。今さっき金利差はほとんどないと言ったばかりじゃないかという罵声が聞こえてきそうです。
例えば?
・モビット→3.0%~18.0%
もしカードローンをくむ銀行の口座を利用しているなら、さらに金利が優遇される場合があります。もし銀行カードローンを考えているなら、いま利用している銀行のカードローンから調べてみることをおすすめします。
それにしても金利「1.8%と14.6%」って大きな差ですよね。これは借り入れ金額が少ないと金利は高く、借り入れ金額が多いと金利は低いと思ってください。
借入利率は利用限度額に応じて異なりますが、東京三菱銀行のカードローンの金利目安は以下の通り。
利用限度額 | 500万円以下 400万円超 |
400万円以下 300万円超 |
300万円以下 200万円超 |
200万円以下 100万円超 |
100万円以下 10万円以上 |
---|---|---|---|---|---|
借入利率 | 年1.8% ~年6.1% |
年6.1% ~年7.6% |
年7.6% ~年10.6% |
年10.6% ~年13.6% |
年13.6% ~年14.6% |
※利率は変動金利です。
※平成29年3月27日以降にご契約のお客さまの適用金利です。それ以前に「バンクイック」をご契約のお客さまの適用金利は、本金利と異なる場合があります。
で、金利はあまり変わらないという話。例えば30万円借りて36回払いにした場合の返済金額です。
東京三菱銀行のカードローン
借入金額 | 30 万円 |
返済月数 | 36 ヵ月 |
借入利率 | 14.6 % |
月返済額 | 10,340 円 |
プロミスのカードローン
借入金額 | 30万円 |
返済月数 | 36回 |
借入利率 | 残高スライド元利定額返済方式 |
月返済額 | 11,000円 |
実は毎月660円しか変わりません。1日22円の差です。金利差はこの程度。チリが積もれば・・・という考え方もありますが即日融資してほしいなどのスピード重視なら金利ってさほど重視しなくてもいいと思います。法律が変わって、過払い金請求が生まれたのも金利の上限が厳格に設けられたからです。時代は変わり、銀行だろうとノンバンク系だろうと厳しい取り立ての時代は終わったといえます。
とはいえ、銀行のカードローンは金利が安いことは確か。消費者金融系よりも審査が厳しく、相対的に結果が出るまで時間がかかるといわれているので時間に余裕のある方は最優先にしたい選択肢になります。
2.総量規制の対象外
法律が変わったという話をしました。
それが貸金業法です。
平成22年に施行され、金融業界は再編の波が押し寄せました。
大きなポイントは総量規制です。
総量規制は、原則年間所得の1/3までしか借り入れできないというもの。この規制により、専業主婦やアルバイトがカードローンを組むハードルが上がってしまったのです。「過払い金」という言葉をうんだのもこの総量規制がきっかけです。
しかし銀行は、総量規制の対象外。
というのも、銀行のカードローンに適用される法律は貸金業法ではなく銀行法なのです。銀行法では総量規制がありません。つまり、ノンバンク系で借り入れできない方でも銀行カードローンなら借り入れできる可能性があるのです。
3.おまとめローンに向いている
総量規制=融資金額の上限がない銀行は、おまとめローンに向いています。もし複数の金融機関から借りている場合は、まず1つにまとめることで金利が下がる可能性があります。
貸金業法で100万を超える借り入れは金利を15%以下にしなければならないことが法理で決まっているんです。
つまり、35万円を3カ所で借りている場合、金利はそれぞれ18%(会社によって異なります)ずつですが、まとめることで15%以下になるんです。おまとめローンが推奨されてるのはこうした金利が安くなるメリットがあるからです。
しかも、3分の1を超えても門前払いはされず審査の対象になります。
返済の手間が減るのもメリット。例えば、コンビニで毎月振り込んでいる方は3つの金融機関から借りていれ3回振込み作業を繰り返さなければいけません。その手間をおまとめローンにしたら1回で済みます。
手間を減らすって大事ですよ。面倒くさいの積み重ねが延滞の一歩ですから。
銀行カードローンのメリット
審査こそ厳しいけれど金利が低く、より多くの融資を受けられる可能性がある。
それが銀行のカードローンの特徴になります。
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