消費者金融では一般的になっているリボルビング払い。リボ払いなどといいますよね。
そもそもリボルビングとは何か、解説します。
そもそもリボルビングとは?
リボルビングとは、借り入れ限度額の範囲内で毎月あらかじめ一定額を借入・返済していく契約形態のことです。
リボ払いは借り入れ限度額内の残高全体にたいして一定額を支払うことで残高を減らしていきます。
10万でも20万でも毎月の返済は3万円。
月々の負担はかかりませんが、その分返済期間が延びます。のちほど、改めて説明します。
よくクレジットカード払いするときに「何回払いにしますか?」と聞かれますが、これは個別の商品に支払う「分割払い」方式となります。
リボ払いの仕組み
リボルビング払いにはいくつかの方式があります。ざっくりいうと、2種類。
2,あらかじめ決められた毎月の借り入れ残高に応じて返済額が変動する「残高スライド方式」
ノンバンクは2が多いですね。1の定額方式は毎月は支払額が一定ですが残高が増えれば支払い期間がのびます。
2の残高支払い方式は残高が増えて一定額を超えると支払額増えます。
手数料は
リボ払いの手数料は、5~18%が相場。分割払いでも変わりません。
年率20%以上の金利は法律で禁止されているので、もし20%を超えていたら違法です。
カードローンやクレジットカードの会社、同じ会社でもクレジットカードの種類や残高の合計などでも変動します。
100万円を超えた場合は金利は15%以下と決まっているので、超えているなら過払い金として請求できます。
リボ払いのメリット
分割払いは商品を購入するごとに支払額も増えていきます。
一方、リボルビング払いは先ほども触れましたが商品の数が増えても支払額は月々同じ。
毎月の支払いが同じ・・・家計が管理しやすいですよね。
これがリボ払いのメリットです。
リボ払いのデメリット
こうしてみると分割払いより断然リボ払いのほうがいいじゃんと思えてきます。
例えば20万円のMacBook Proを購入する場合。
↓
・分割払い 10万円(2回払い)
↓
・リボ払い 3万円固定
さらにテレビ10万円を購入した場合
↓
・分割払い 5万円(2回払い)
↓
・リボ払い 3万円固定
一括払いは30万円、分割払いは15万円。
リボ払いは毎月3万円を支払えばいいだけ。欲しいものが3万円で使えちゃうんです。しかし、これが落とし穴。
年率15%で3万円ずつ30万円のMacBook Proとテレビの代金をリボ払いしていくと一年で4万5千円多く支払うことになります。一年の間に新たに商品を購入すると支払い期間ものびていき、何年たっても完済できないという人もでてきます。
ちゃんと毎月払ってるから大丈夫。
・・・のはずが、気付いたらいつの間にかずっと借金に悩まされつづける、なんてこともありうるのです。
リボ払いを打ち止めにする方法
リボ払いをずっと続けていて完済したいと思ってる方がやるべきことはシンプルです。
・一括で返済する
・できなければリボ払いの支払額を増やす
シンプルですが悪い流れを断つにはなんらかのアクションが必要なのです。
ここがポイント
リボルビング払いは毎月の負担が一定で一見家計に優しく感じる。が!
調子にのって買い物を重ねたりキャッシングを繰り返しているといつまでたって返済が終わらない永久ループに陥る可能性があるので気をつけたい。