子供が生まれて一軒家の購入を真剣に検討したい、おひとりさまだけど老後が不安なので新築マンションを買って資産にしておきたい・・・。でも必要な資金は?頭金は?住宅ローンはどこにどうお願いすればいいの?
この記事にたどり着いた方は何から手をつけていいかわからないという人も多いかとおもいます。
ほかにも、住宅を購入する際のポイントがいくつかあります。おさえておきましょう。
住宅を購入するとき最初に話し合うこと
「家が欲しいよね」となったら、まず以下の3点を話し合います。
話し合うポイント
住宅ローンは何年で返すつもりか?
返済方法は元利均等か元金均等か?
住宅ローンは、完済するまで無理なく返済していけるかどうかが重要です。そのためには、諸経費のほかに維持するための修繕費用なども考慮に入れなければなりません。10年20年と住むうちに、家族の人数が変わることもあるでしょう。大事に住んでいても直すところが出てきます。
また、完済するまでのローンの期間を何年にするかもざっくり決めておきます。
返済期間を決めると、金利をどのタイプにするかも決めやすくなります。返済期間は年齢や貯金などによっても変わってきます。
住宅ローンの返済方法には、「元金均等返済」と「元利均等返済」があります。
それぞれのメリット、デメリットはこちら。
メリット | デメリット | |
元利均等返済 | 返済額(元金+利息)が一定のため、返済計画が立てやすくなります。 元金均等返済に比べて、返済開始当初の返済額を少なくすることができます。 |
同じ返済期間の場合、元金均等返済よりも総返済額が多くなります。 借入金残高の減り方が遅くなります。 |
元金均等返済 | 返済額(元金+利息)は返済が進むにつれ少なくなっていきます。 元利均等返済に比べて、元金の減少が早いため、同じ返済期間の場合、元利均等返済よりも総返済額は少なくなります。 |
返済開始当初の返済額が最も高いため、当初の返済負担が重く、借入時に必要な収入も高くなります。 |
(出典:フラット35「元利均等返済と元金均等返済の特徴」より)
一般的なのは元利均等返済ですが、それぞれ特徴があるので自分にあった返済方法を知っておきましょう。
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毎月の返済目安
毎月、いくらなら返済していけるとピンとこない人もいると思いますので具体例を紹介しておきます。
返済年利0.625 %、35年の住宅ローンを組んだ場合の返済の目安がこちら。
→毎月約26,515円
・頭金500万円 住宅ローン2500万円
→毎月約66,287円
・頭金700万円 住宅ローン5000万円
→毎月約132,574円
自己資金の目安
「物件価格の2割+諸経費の自己資金はあるか?」
住宅ローンの種類
住宅ローンは大きく2種類に分けられます。
・民間の金融機関
フラット35は、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携している長期固定金利住宅ローンのこと。ずっと金利が変わらない全期間固定型なので返済計画が立てやすくなります。そのほかにも「10年固定」など一定期間毎に見直す固定金利期間選択型、さらに短期間で見直す変動金利型があります。
フラット35については、こちらの記事でくわしく解説しています。
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【住宅ローンの基礎知識】「フラット35」とは?2017年10年リニューアルで変わったこと
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毎月いくらなら無理せず返済していけるか。
仮に6万円だとします。6万円なら35年ローンは2250万円の借り入れになります(年利0.625%で算出)。諸経費を含めた3000万円の物件価格なら750万円を自己資金として貯めておかなければなりません。
リサーチ報告
家を買いたいと思ったら「月々いくら返していけるか」を話し合うことから始めよう。借りられることより無理なく返していけるか逆算することで夢のマイホームは現実化していきます。