元ＳＭＡＰの中居正広さんが2017年11月13日放送のＴＢＳ「なかい君の学スイッチ」に出演し、クレジットカード詐欺の被害にあっていたことを告白。カード＆ローン情報を提供している、そもそもスタッフも知らなかった驚きの手口とは？
クレジットマスターとは？
中居くんによると、詐欺被害はクレジットカードを落としたわけでもスキミングでデーターを盗まれたわけでもないなのに「全然知らない人に（クレジット）カードを使われた」とのこと。
中居くん曰く…
(番組スクリーンショット)
「ヤベェやつなのよ。本当気をつけてほしい。ヤベェ手」
その「ヤベェ手」によって、被害に遭った中居くん。クレジットカードの不正利用の履歴がこちら。
| 10月8日クレジットカード不正利用履歴 | ||
| 午前６時３０分 | 炭酸水製造マシーン | ３万１３２０円 |
| 午前１１時５０分 | アニメサイト、ハンドメイドマーケットサイトに クレジットカードを登録 |
|
| 正午 | 子供向けハロウィーングッズ 1個１４０４円×３０個 |
４万２１２０円 |
| 午後０時６分 | テーマパークのチケット５人分 | ３万７０００円 |
| 被害総額 | １１万４４０円 | |
被害総額は11万440円。中居くんには全く身に覚えのない買い物。子供がいないのにハロウィングッズを30個、しかも、まとめ買いではなく1個ずつ30回購入したことでクレジットカード会社は怪しい買い物に気づいたんだとか。
中居くんのいう「ヤベェ手」とはクレジットマスターと呼ばれるもの。
クレジットマスターとは、コンピューターでクレジットカード情報を作成できるカード番号自動作成ソフトを駆使して、実在する12ケタのクレジットカード番号と有効期限を割り出す詐欺の手口。名前やパスワードを入力する必要がないサイトでカードを不正利用されることが多い。
つまり、詐欺師はもとから中居くんを狙ったわけではなく、偶然中居くんのクレジットカード情報を割り出しで勝手にカードを使ったことになります。
クレジットカード会社から連絡で判明
中居くんが詐欺被害に気づいたのは、クレジットカード会社からの連絡でした。
ITジャーナリストの三上洋氏によると、ほとんどのクレジットカード会社で24時間の自動監視システムを確立。いつもと違った買い物パターンや使ったことのない場所で利用した場合、すぐにチェック機能が働き持ち主に連絡が入るようになっているそう。
(番組スクリーンショット)
それを裏付けるように番組に出演していた田中みな実さんが体験談を告白。ロケで韓国に行った際クレジットカードを使用するとクレジットカード会社から「大丈夫ですか？」とすぐに電話連絡が入ったといいます。
クレジットカード会社によるセキュリティーチェックが厳しくなり、今年はクレジットマスターによる詐欺被害はほとんどなくなった、というのですが…。
犯人像は？
通常、このような不正をする犯罪グループは家電製品など換金しやすいものを購入するのが一般的。しかし今回は「ハロウィングッズ」や「テーマパークのチケット」など換金目当てとは思えない商品がまじっていました。その内容からみて子供がいる「家族」が使った可能性が高いというのです。
では、その「家族」はどこから入手したのか。三上氏は、中居くんのカード番号や有効期限の情報がネットで上で売られていた可能性を指摘。中居くんのカード情報を入手した詐欺師はまず、午前6時台の買い物「炭酸水製造マシーン」でカードが使えることを確認。その上で、闇サイトで偽造カードとして売り出し、それを購入した「家族」が自分たちが欲しいものを購入したというのです。
防御策と対応策は？
では、クレジットマスターのような詐欺にあわない為にはどうすればいいのでしょうか？
三上氏は「対応策」としてカード会社に登録する緊急時の連絡先を携帯電話番号で登録することをあげています。
三上氏によると、対応策も利用履歴の明細をこまめにチェックすることくらいしかないといいます。
最新のクレジットカードには、カードの利用ごとにほぼリアルタイムにメールが届くサービスもあります。詐欺被害が心配な方はメールサービスに対応している最新のクレジットカードに乗り換えるのも有効な対策となります。
調べてみると、楽天カードなどで対応していました。
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